CFD取引とは、株や債券、ワラントなどの金融商品を差額決済という方法で取引する証拠金取引です。CFDという言葉は、差金決済取引を意味する(Contract for Difference)の略で、外為FX(外国為替証拠金取引)のルールを為替以外の金融商品に当てはめたものです。いきなりいくつか聞きなれない言葉が飛び出してきましたが、差額決済では実際に株や債券を所有することなく売買を行うことができます。これは、買ったら後で売る、売ったら逆に買い戻すという約束の下、行われる取引方法です。また、証拠金取引とは実際の金額以下でも対象商品の取引ができる仕組みになっていて、商品ごとにレバレッジや証拠金率というものが設定されていてそれに応じた額を限度とする取引が可能です。例えば、レバレッジ10倍というと、証拠金の10倍の額の取引ができることを示します。(10万円で100万円の株の取引が可能になるということですね。)CFD取引は手数料が安く、売りからも入れるため現実の株取引のヘッジ目的としても使えます。信用取引と違って、取引期限(無期限信用取引もありますが)などの制限もなく証拠金が有効と判断されている限り保有しつづけることが可能です。他にも、実際に配当金の受け取りなどもできるんですよ。ここでは、最もメジャーな株式CFDを例にCFD取引では何をすると利益になるのか、そして何をすると損がでてしまうのかを一緒に確認しましょう。CFD取引は、買いだけでなく売りからも取引を始められるため両方の立場で見ていきます。まず、CFD取引は差額決済取引ですから株を実際に取得するのではありません。CFDで買っている場合はつまり、借りているという状態です。逆に売りから入った場合、これは他の誰かに代わりに株を貸し付けてもらっている状態になります。イメージできるでしょうか?差額決済取引はいつか反対の取引をしてポジションを解消しなくてはなりませんが、購入時より値上がりしている状態で決済するなら、買いの場合より高い値段で売ることができますから利益に、売っている場合は、高く買い戻したことになり損失となります。ちょっと分かりづらいかもしれませんが、100円で買ったものを120円でうったら20円の利益がでる、100円で売ったものを後で120円で買い戻したら20円分損をしたことになる、ということです。さらに、はじめに買いは借りている状態、売りは貸している状態ということを言いましたが、貸し借りをする場合発生するものがありますよね?そう、利息です。この利息に相当するものは、日歩(にっぽではなくひぶと呼びます。)やオーバーナイト金利と呼ばれ貸し借りの状態応じて(つまり買いなら支払い、売りなら受け取り)が行われます。海外株を売買する場合には、その国の政策金利などが関わってくるため外為FXのスワップポイントのようなイメージです。買いは損なの?と思われがちですが、権利落ち日まで保有していた場合源泉徴収された後の額を調整額として受け取ることが出来、逆に売りの場合は、支払わなくてはなりません。配当金は、割合に応じてもらえますが株主優待や議決権のようなものは、仮に単位株分を取引していたとしても正式な所有者ではないため権利を主張することはできません。この点はちょっと注意ですね。CFD取引は、メリットが多いのが特徴です。証拠金取引ということは、少額でも取引ができるということですが、もう少し踏み込むとレバレッジを効かせてより多くの取引もできるということになります。不動産投資は、すべて自己責任で行う必要がありますから、ある程度リスクを抑えた取引を行う必要がありますが、投資の上級者にとっては資金効率を最大限に高めた取引が出来る大きなメリットといえるでしょう。次に、これが最大のメリットかもしれませんが、豊富な投資対象です。株式・株式指数以外にも、業種別指数・債券・コモディティ(商品先物)・ボラティリティ指数など何十もの選択肢が用意されています。単に株式や株式指数だけを見ても、国内株、海外株を合わせると3,000程度の銘柄を扱うことが出来ますし、株価指数も世界各国のものを扱うことが出来ます。また、これらの豊富な投資対象は、現実の取引へのヘッジとしても有効です。他にも、現物株の取引での差金決済に関する規制を受けないというのも大きなポイント。CFDのデメリットといえば、株式投資の場合でいう株主としての権利が使えないという点があります。ミニ株やプチ株のような単元未満株取引の場合、単元株数と同じまで買い増しができれば株主としての権利が与えられますが、CFD取引の場合は仮に該当数量分を買ったとしても、受け取りは不可能です。次に自由度に関する問題ですが、膨大な数の取引銘柄や取り扱い指数・商品は、初心者がチャレンジするにはあまりにも敷居が高いかもしれません。とりあえず、わからないけどポチッ。などという危険な取引をしないように気をつけましょう。デモトレード用意されていればそこで体験しておくと良いでしょう。最後に、強制決済についてですがこれは通常の現物株と同様の上場廃止や取引停止などの規制に加えて、証拠金の不足によっても起こりえます。証拠金に対して含み損が一定の割合を割り込む(この割合はあらかじめ業者によって決められています。)と、強制的に取引を終了して損失限定(ロスカット)が執行され、現実の損失が確定されます。くりっく365FXをやったことがある人にはわかりやすいと思うのですが、これは証拠金を割り込んでマイナスまで行ってしまい追証が発生するのを防ぐために行われる仕組みとなっています。証券CFDの特徴としてあげられることは、1 レバレッジ商品であること。2 スワップ金利がもらえる。3 空売りができる。4 まだ日本ではあまり知られていない金融商品で、外国(特にヨーロッパ)ではとても盛んな金融商品であること。まず、証券CFDの最大の特徴は、取り扱われているほとんどがレバレッジ商品であるということです。レバレッジ商品とは、信用取引など、自己資本以上の投資を行って購入する商品です。FXをやっている方はご存じですよね。自分の予算がそれほどなくても、取引できるというわけです。レバレッジをかけられるということは、証券CFDにおける取引は、小額の資金しかなくても十分行えます。ただ、これは大きな特徴であると共に、大きな長所にも短所にもなりえます。手持ちが少なくても、高額の取引ができる反面、大きなマイナスになってしまった場合は大きな損害を負う可能性があります。持ち合わせ以上のマイナスが発生する可能性を秘めているわけです。よって、レバレッジがかけられるということは、よりハイリスクハイリターンになるということです。ただ、レバレッジ商品は、ロスカットさえしっかり行う事ができれば、そこまで大きな損害を被るケースには発展しません。当然私はFXでロスカットを食らったことはありません。リスクを自己管理ができるかどうかが重要ということです。そういう意味では、証券CFDは経験者向けの金融商品といえるかもしれませんね。私と同じようにFXで利益を出している人で、株式や債券などにも興味があるぞという人にはおすすめの金融商品といえます。証券CFDの特徴2として、スワップ金利がもらえるという点も挙げられます。スワップ金利とは、国の異なる2種類の通貨を売買する際に生じる金利差の事です。FXをやっている方はお分かりですよね? FXをやっていない方向けに分かりやすくご説明します。たとえば、1豪ドル=100円の時に1000万円で10万豪ドル買ったとしましょう。だいたい豪ドルの金利は7%ぐらいです。日本円の金利は0.5%としましょう。10万豪ドルは日本円で1000万円ですが、もし日本円をそのまま1000万円持っている場合、1000万円×0.5%=5万円となり、年間5万円が金利となります。一方、豪ドルを買った場合、10万豪ドル×7%=10万7000豪ドルとなります。もし一年後もそのまま1豪ドル=100円だった場合、10万7000豪ドルには1070万円の価値があります。よって、年間65万円の差があります。大きいですよね。この金利差65万円が、スワップ金利という事になります。このスワップ金利は毎日支給されます。もし、ずっと一年間1豪ドル=100円だったとすると、65万円÷365=1780円が毎日支給される訳です。私もFXでスワップ金利をもらっています。先ほど紹介した「レバレッジ」を上げればさらに金利がもらえます。このスワップ金利(インカムゲイン)は、FXをここまでメジャーにした要因として知られています。そんなスワップ金利が、証券CFDでももらえるのです。つまり、海外の株や証券を購入するときには、金利の高い国のお金を円で買い、そのお金で取引すれば、金利の差額がもらえるということです。このスワップ金利は、相場が弱気の場合に力を発揮します。レンジ相場(一定の方向性がなく、上がったり下がったり頻繁に相場が動く場合)のときに力を発揮します。金利は相場が弱ってもめったな事では変動しないからです。金利はあまり変動しないので一定の収入が入ってきます。空売りできる事も含め、証券CFDは弱気相場に強い金融商品といえます。上がり一方のときにしか儲けられないわけではないので、いつでも資金を増やすことが可能です。早いうちに証券CFDのコツをつかんでおけば、少ない資金を大きく増やすことができます。ただし、何事もそうですが、はじめのうちは、月謝(実験―検証で資金を使うこと)が必要ですね。絶対損をしたくない!はじめから稼ぎたい!という人は、投資に向かないので気をつけてください。